第四診


「気分よく過ごすのも悪く過ごすのも自分次第」

(男性)
どういうことだ?
薬を勝手に休んだというのが、一つ目というのはわかるけど・・・・

(私)
昨日、寄合に行って来たとおっしゃってましたよね?
つまり、それなりに「お酒を飲んだ」し、まだ、「お腹が膨れている状態」で布団に
入りませんでしたか?

薬を切らして、守りがおろそかになっているところに、胃からの逆流を起こしやすく
する事が重なったために、てきめんに症状を再発させてしまったという事です。


(男性)
なるほど、よくわかった。 

(私)
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、そうやってご自分の体と相談しながら過ごし
ていけば、症状で苦しむ回数が減るし、そのまま落ち着いて過ごせるようになれば、
薬の量も減らしていけるのです。


(男性)
結局、気分よく過ごすのも悪く過ごすのも自分次第ということか。
わかった、わかった、何といっても自分の為だから、出来る事から気をつけてみよう。

(私)
では、今回は症状をしっかり落ち着かせるために強めのお薬を出しておきます。
今度は、きちんと薬をのみきる前に再来してくださいね。

(男性)
今朝のような痛みはもうこりごりだからな。今度はちゃんと守るよ。

(私)
はい、ぜひよろしくお願いします。
症状を見ながら、その都度、薬は調整していきましょう。
では、次回は機嫌よく再来していただけるのをお待ちしています。


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