第二幕「お薬との付き合い方 その一」


プロローグ
「このお薬効いてるの?」

第一幕をお読みいただいて、そうかな?と思われた方もいるかもしれませんが、
そのとおり、私は消化器内科を専門とする内科医です。

これさえ飲めば、すべてが解決するお薬なんてものがあればいいのですが、
世の中そうはうまくいかない物です。

様々な病気や症状に合わせて、また、同じ病気や症状でも処方を受ける患者さん
の体質によって、色々な薬が使い分けられています。

あなたは自分が飲んでいる薬が「ちゃんと守って飲んでいるのに、さっぱり効いて
いる気がしない」などと思った事はありませんか?

ちょっとした思い込みに気付くだけで、もっと快適であなただけのあなたらしい
人生を送るため、もっと安心してお薬と付き合えるようになれるはず。

北の小さな町にある唯一の小規模公立病院、まさに地域医療最前線で日々投げかけ
られる訴えに向き合い交わされる会話、ちょっと覗いてみませんか?


★第一診
「ずっと飲まなきゃいけないの?」

★第二診
「急性の病気と慢性の病気」

★第三診
「病気の仕組みを理解しよう」

★第四診
「気分よく過ごすのも悪く過ごすのも自分次第」
               

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